思い出深い症例を。。。

アトピー性皮膚炎で幼い頃よりサポートさせていただいていた方。
しばらく調子が良くて遠のいていたけど、
勉強や何やかやでストレスが溜まり急速に悪化してお越しになった。
ご両親と本人が車で何時間かかけて来てくださる道中、
ずっと皮膚をポリポリ掻いていました」と母。
よほどストレスが溜まり痒かったのでしょう。

到着後、ご両親よりも本人の話に耳を傾け
理解を示すことに注力し、
徹底的に「本人の味方」になってあげて話をした。

漢方薬は皮膚に潤いをつける事を期待した処方とし
粉が噴いたような皮膚に対応した。

一カ月後、見事にきれいになった皮膚!
「先生のところから帰りの車の中で、ほとんどポリポリ掻いていませんでした」と母。

漢方も効いたのだろうけど、
病は気から・・・だなあって思った瞬間でした。

ストレス除去は大事ですが、なかなか難しい。
そこで、そのストレスにさらされた人に対して
理解を示し、味方になって、アドバイスするのでなく、
ただ、大きく包み込むようにしてあげる。
いわば、母の胎内でいる赤ちゃんの気分をとでも言いましょうか
母のトントン とでも言いましょうか。

そんな気でサポートする事が肝要ではないかと思います。

     

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