母は今年83才。20数年来の橋本病はあるものの大変元気であります。
普段から体調管理のために漢方薬を服用していて、風邪などの体調不良も当然漢方薬で治してしまいます。
また、変形性膝関節症や腰痛、首の痛みなどには時どきに鍼灸治療を行っています。
そんな訳で、いわゆる”かかりつけ医”というものが無かったのです。
今日の朝の出来事です。
毎年のインフルエンザの予防注射などは家族や孫が行く時についでに済ませていたのですが、そろそろ「肺炎球菌ワクチン」を打つ時期かしらねえ、でも、いきなりと言うのも何だし予約でも取りにと、近隣の開業医に行ったところ「予防注射だけはしない」「うちの患者さんの分しか無い」「”かかりつけ”に行ってくれ」と言われたそうで、大変ご立腹の様子です。
「”かかりつけ”って言ったって、元気なんだから病院なんかに行きゃあしないよ!」
「これまで健康に気をつけて、たまに医者に行けば邪険にされる。もう予防注射なんかしないで死ねばいいんだろ?」
「そりゃあ注射(薬)だもの副作用があったり、老人は何が起こるか分からないよ。でもねえ、そんなに”元気な老人”ばっかりじゃあ無いだろうに」
確かに最近こういう話を良く耳にします。
どこに行っても予防注射ができない。どうしたら良いんだ・・・!?
最近では医院だけで無く薬局でも「かかりつけ」を唱えていますが、本当の「かかりつけ」って何なんでしょう。言葉だけが先走っているように思えてなりません。
とは言え、予防注射はやっておいて損は無いんだから、どこかでやろうよ。
ちょっと遠いけれど、連絡しておくからね。
まあ、あちらさんにも都合があるのだろうし、そこだけがお医者さんじゃ無いでしょ?
予防注射なんて”掛け捨ての保険”みたいなもので、インフルエンザの予防注射をやっていても罹る人はいるし、「肺炎球菌ワクチン」だって肺炎の40%位を予防するだけなんだから。でも、やっておいた方が良いんだからね、とお茶など飲みつつなだめましたが朝っぱらからえらい騒ぎでしたよ、まったく。