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そろそろ夏が近づいてきましたが、まだ身体が暑さに慣れていないこの時期、熱中症が多発しています。

熱中症の本質は”脱水”ですが、脱水は暑さ以外でも起こるのです。
例えば、下痢、嘔吐、発熱など、誰にでも起こる病気の症状の1つなのです。

特に子供と老人は脱水症をおこし易いと言われています。
子供(乳幼児)は①尿が薄いままたくさん出る②大人の2倍汗をかく③元もと身体が水っぽい④自分の意思で水分補給ができない などの理由で。
老人は①元もと身体の水分が少ない②喉の渇きが自覚できない③なるべくトイレに行かないよう水を我慢する④腎機能の低下で尿が薄く多量になり易い⑤経口摂取の減少 などの理由が考えられます。

脱水症の基本的な治療は「経口補水」です。
この考え方は古くからおこなわれていたもので、例えば”お茶に羊羹と漬物”とか、”重湯と梅干”とか、疲れた時や病気の時に「水分」と「塩分」「糖分(炭水化物)」を補給する、というやり方がそれに当たります。

経口補水液はOS-1(大塚製薬)、アクアサポート(明治製菓)などが市販されていますが、ご家庭で簡単に作ることが出来ます。

基本レシピは水1000ミリリットルに塩3グラム(ティースプーン軽く1杯)、砂糖40グラム(カレースプーン軽く3杯)です。
もう一工夫されるのであれば、水900ミリリットル+グレープフルーツジュース(100%)100ミリリットルとするか、水950ミリリットル+レモン果汁(生)50ミリリットルとしても良いでしょう。

いずれにしても、これらの経口補水液は健康な人にはあまり美味しいものではありません。
逆に脱水症の傾向のある人には美味しく感じるようです。これも脱水症の目安になります。
使い方のコツは”一気に飲まず、500ミリリットルを30分~1時間位かけて飲む”ことです。

以上の内容は『熱中症・脱水症に役立つ 経口補水療法ハンドブック』日本医療企画 谷口英喜著 (定価2000円)にもっと詳しく書かれています。
少し専門的な内容も含まれていますが、全体的に分かり易く書かれていると思います。


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