何だか変、うつかな?と思って病院にいって
不安を抱えながら医師と対面する。
担当医はゆっくり話を聞いてくれて薬を処方してくれる。
ちょっと安心して帰宅して薬のなくなるころに再受診。
すると、前回とは打って変わって短い医師の診察時間。
「初めはよく話を聞いてくれたのに・・・・・」って少し不満が出てくる。
何回か通院しているうちに、同じような対応が続くと
なんだか相手にされていないように思えてきて、
違う病院に移る。いわゆる、ドクターショッピングの始まりだ。
ここでもまた初診は丁寧だったけど・・・・・。

こんなケースはざらにあります。
というのも、精神科などでは初診は当然、情報収集のためにも
診療報酬算定要件クリアのためにも一定の時間をかけて診てくれます。
しかし、なんといっても医師は忙しい。
一人の患者さんに多くの時間を費やしていたら全員さばけない。
医師は医師で時間との戦いに終始する。

そもそも医師に対して、カウンセリングのように
長時間の診療時間を求めるのは困難なのです。


では、医師とどう付き合うか。
医師に求めるのは、
薬を服用しての体調変化を伝えること。
そして、その情報を元によりよいと判断される薬を投薬してもらう事。

これに尽きる。
結果、体調が良くなっていると判断されて、
薬を減らすことに成功すれば喜ばしい。

中には、自分の体調変化をうまく伝えられない人や、
医師に気を使って「うその証言」をする人もいる。
副作用が気になってきちんと服用しない人や、
逆に、薬が害になっていると考えられる人も。

だから、私は、もらってきた薬を見せていただき、
病院での服薬指導を確認し服用後の体調変化を聞き出して
次回、病院に行ったときに医師に伝えるべき事の
予行演習を患者さんとすることが多い。

さらに、病院の薬だけではなかなかうまくいかない事も多い。
それはこころのケアや環境整備ができてないとだめなのに
それがうまくいいっていないケースが多い。

そのうえで、併用してよい漢方薬や鍼灸治療を模索して
なんとか患者さんのサポートをさせていただくようにしている。

医師・薬剤師・カウンセラー・家族・友人・同僚・・・・・・・・
それぞれのポジションであなたを支えます。
残念ながら、即効性のウルトラCはありません。
しかし、必ず治ります
ゆっくりでも少しづつ地道に復活の道を歩みましょう。

   

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