6月はジメジメと湿気が強く、蒸し暑い季節でもあります。
湿気で体調が悪くなるという方も多いのではないでしょうか?
例えば湿気が胃腸に及ぼすと、お腹が張り、ガスがたまりやすく、便は泥状でしぶり腹となり、スッキリしない状態が続くようになります。
甚だしいときは嘔吐や頭痛を伴うこともあります。
このような場合には、体表につきまとう湿気や、体内にたまった水分を除去し、胃腸機能を調整してくれる藿香正気散が役に立ちます。
この藿香正気散は常備しておくと非常に便利で、例えば、暑い夏の季節に冷房や冷たい食べ物・飲み物の摂りすぎによる頭痛・腹痛・嘔吐・下痢や、夏バテで食欲がないときなどにもよく効き、また、冬にはノロウイルスによる嘔吐下痢、春には花粉アレルギーによる鼻水タラタラにも対応します。
身体がだるく、何かムカムカして吐きそうというときや、食べたものが原因なのか何なのかさっぱり分からない腹痛に私自身が使ってますが、即効性があって非常に気に入っている処方であります。
年中使える処方なのに、効能効果が「夏の感冒、暑さによる食欲不振・下痢・全身倦怠」と夏に限定されているのが悲しい・・・