一に運動、二に食事
しっかり禁煙、最後にクスリ
~健康寿命の延伸~
平均寿命も延び、近年の国民の健康水準の向上には目覚ましいものがある一方、高齢化、社会生活環境の急激な変化に伴って、糖尿病、癌、心臓病など生活習慣病の増加が大きな問題となっています。
生活習慣病は日常生活のあり方と深く関連していることから、運動習慣の定着や食生活の改善が重要となります。
このため、生活習慣病の特性や運動・食事・禁煙など、個人の生活習慣の改善の重要性について国民一人ひとりの理解を深め、さらにその健康づくりの実践を促進するため、9月は健康増進普及月間とし、食生活改善普及運動と連携して、様々な活動が全国的に実践されているようです。
どんなことが行われているのかは私にはよく分かりませんが・・・
さて、運動と言っても、どのくらいすれば良いんでしょうね?
目安として厚生労働省が定める「健康づくりのための身体活動基準」があります。
メッツは身体活動の強度を表す単位で、活動・運動を行った時に安静状態の何倍の代謝(カロリー消費)をしているかを表しています。
エクササイズは身体活動の量を表す単位で、メッツ×身体活動の実施時間[時]で導き出します。
18~64歳の身体活動(生活活動・運動)の基準
強度が3メッツ以上の身体活動を23エクササイズ/週 行う。
具体的には歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を毎日1時間行う
・普通歩行(3.0 メッツ)
・犬の散歩をする(3.0 メッツ)
・そうじをする(3.3 メッツ)
・自転車に乗る(3.5~6.8 メッツ)
・速歩きをする(4.3~5.0 メッツ)
・こどもと活発に遊ぶ(5.8 メッツ)
・農作業をする(7.8 メッツ)
・階段を速く上る(8.8 メッツ)
65歳以上の身体活動(生活活動・運動)の基準
強度を問わず、身体活動を10エクササイズ行う。
具体的には、一日中横になったままや座ったままにならないようにし、家事や軽い運動を毎日40分行う。
18~64歳の運動の基準
強度が3メッツ以上の運動を4エクササイズ行う。
具体的には、息が弾み汗をかく程度の運動を毎週60分行う。
・ボウリング、社交ダンス(3.0 メッツ)
・自体重を使った軽い筋力トレーニング(3.5 メッツ)
・ゴルフ(3.5~4.3 メッツ)
・ラジオ体操第一(4.0 メッツ)
・卓球(4.0 メッツ)
・ウォーキング(4.3 メッツ)
・野球(5.0 メッツ)
・ゆっくりとした平泳ぎ(5.3 メッツ)
運動する習慣がない人にこれをやれと言われてもなかなかできるものではないですね。
無理しない程度に運動しましょう。