加齢臭の原因は「ノネナール」という物質。
人間の皮脂腺から分泌される皮脂の中には「9-ヘキサデセン酸」という、肌や髪に潤いを与えてくれる物質があります。
コレステロールや中性脂肪などの脂質が活性酸素によって酸化されると過酸化脂質になりますが、この過酸化脂質により「9-ヘキサデセン酸」が酸化・分解されると「ノネナール」が発生し、加齢臭の原因になります。
つまり、加齢臭は酸化した脂のニオイのことで、ろうそく・チーズ・古本のニオイに似ているとも言われます。
女性の加齢臭は、女性ホルモンの減少が関係しています。
女性ホルモンは皮脂分泌を抑制してくれますが、加齢とともに女性ホルモンが減ることで過酸化脂質と脂肪酸が反応しやすくなります。
男性は60代を過ぎると男性ホルモンにより分泌される皮脂が減っていき、加齢臭が弱まっていくのに対し、女性の場合は逆!
更年期を過ぎると女性ホルモンが減る一方で、皮脂腺の抑制が効かなくなるので、加齢臭がより出やすく、ニオイも強くなります。
特にニオイが強いのは、頭髪、耳の裏、首筋、胸元、わきの下です。
このうち、デオドラント用品が使いにくいのは頭髪。
頭髪は塩洗髪がお勧め!
3日に一度は塩洗髪。
洗面器1杯のお湯に大匙1杯の塩を溶いて塩水を作り、そこに頭を入れて髪をゆすぎ、地肌をマッサージします。
塩分はシャワーで洗い落とします。
最初はべたつき感がありますが、頭皮の状態が良くなるとべたつきや臭いが軽減されます。
毎日頭をゴシゴシ洗うと、皮脂を取り除いてしまい、体は不足した分を補おうと過剰な皮脂を分泌し、逆効果になります。
加齢臭を取るには「1日目シャンプー、2日目シャンプー、3日目塩洗い」がお勧めです。
ササヘルスには体臭除去の効能を持ってますので、併用すると良いかもしれません。
ニオイが気になる方、ぜひお試しください。