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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

不妊症の治療に周期療法というものがあります。
月経期、卵胞期、排卵期、黄体期によって女性の体の状態が変化することに着目して、周期に合わせて漢方薬を飲み分けるというものです。

月経期の役割は、子宮内膜を再生する前段階として、主要な粘膜層の全てを剥がし、溶かして経血として体外へ排出することにあります。
この時期は血行を促進させ、経血をキレイに排出させるようにします。
これには、前の周期で役目を終えたホルモンなどの残留による無用な増殖を防ぎ、子宮内膜症や子宮筋腫などの予防や治療する意味もあります。
新しい1個の卵子を迎えるための子宮の新しい環境作り、基盤整備の過程であるため、疎かにしてはならず、順調に進むよう配慮することが必要です。

卵胞期の役割は、子宮内膜の新しい粘膜層を再生、増殖させ、卵巣内では1個の卵胞を成熟させます。
経血によって失われた血を補うことで、子宮と卵巣への栄養やホルモンの供給不足を防ぎ、卵胞の成熟を助けます。
7日前後で、36~36℃前半で安定しているのが理想で、体温の上下の動きが激しかったり、全体的に高め、周期10日目くらいで排卵してしまう場合は、十分な卵子が育ってない心配があります。
この時期は十分な栄養と休息が大事で、寝不足などはもっての外です。
4つの周期の中で一番大切な時期と思ったほうが良いでしょう。

排卵期の役割は、卵巣内の成熟卵胞から卵子を排卵し、黄体を作り、卵胞期から黄体期へ移行させることにあります。
卵胞の成熟を脳が感知すると血を通じて卵巣に命令を伝え、排卵を促して成熟卵胞を黄体に変え、その黄体からホルモンが分泌されて血流で全身に運ばれ高温期に移行することから、巡りを良くすることで、ホルモン分泌の連携を良くし、確実に、かつ速やかに排卵、黄体化へとつなげます。

黄体期の役割は、子宮内膜に再生された分泌腺の働きにより、栄養素に富んだ分泌液を蓄え、受精卵を着床・養育できる態勢を整えることにあります。
黄体ホルモンの作用により、子宮内膜へ多くの血と栄養が送り込まれ、体温も月経期・卵胞期より0.3~0.5℃上がります。
血を補い、温めて高温を維持させ、受精卵が元気に育つための安定した状態を維持させます。