花粉症の3大症状は、鼻水、くしゃみ、鼻づまりです
鼻水は透明でサラサラしている状態が普通です
この3大症状は小青竜湯で対応できるようになっています
ただ、世の中そう上手くはいかないものです
鼻づまりにしても詰まる原因が違えば、当然効きません
小青竜湯の鼻づまりは、鼻から水が溢れ出ようとして鼻の通り道が水で塞がっている状態の鼻づまりです
葛根湯加辛夷川芎が効く鼻づまりはちょっと違います
小青竜湯より炎症の度合いが少し強く、その炎症を冷まそうと水が集まって浮腫んで鼻の通り道が狭まって鼻づまりが起こっています
炎症の度合いが強くなってきているので、鼻水は出ても熱化によりほんの少し粘りのある鼻水だったりします
出る量も小青竜湯に比べるとそんなに多くはなく、鼻水で困るより詰まりが気になって仕方がない、そんな心境です
また葛根湯がベースなので、鼻が詰まるとともに首の後ろや背中の凝りも一緒に出てきます
小青竜湯と同じで汗はかかない場合に使われ、汗をかいてる場合の鼻づまりにはやはり違う漢方薬を使うことになります
触らないと分からないくらいのほんのり汗ばんでるというのも、汗をかいてるうちに含まれるので、聞かれたら自分で触って確認してみてください
大体の人が汗というと暑いときに流れ出るような汗というイメージを持っているので、ほんのり汗ばんでるのは汗であっても汗とはみなさず、「汗かいてますか?」という聞き方だと「汗かいてません」と返ってきます
ここら辺は問診の仕方を工夫しないと聞き出せないんですよね
ちなみに葛根湯加辛夷川芎の効能効果は蓄膿症や慢性鼻炎、鼻づまりであり、花粉症、つまりアレルギー性鼻炎に関して効能効果を持ってません
ここで書いた鼻づまりは、アレルギー性とか関係なしに、ただ鼻がつまってるということに関して書いてます