花粉症・・・いやアレルギー性鼻炎の効能効果を持つ漢方薬で小青竜湯は有名ですが、麻黄附子細辛湯という漢方薬にもアレルギー性鼻炎の効能効果があります
メーカーによっては効能効果に入ってないものもあります
というかないもののほうが多いですが・・・
ちなみに小青竜湯にはアレルギー性結膜炎の効能効果がありますが、麻黄附子細辛湯にはありません
麻黄附子細辛湯は、麻黄、附子、細辛の3つの生薬から構成されていますが、麻黄と細辛は小青竜湯にも含まれています
なので、体表面にまとわりついた寒という邪気を払う、かつ中を温めるという点では同じです
そしてサラサラした透明な鼻水に使うというのは、麻黄附子細辛湯も小青竜湯も同じです
違いはというと
小青竜湯は、もともと体内に余分な水が停滞していて、その上で外からの寒という邪気に体表面にまとわりつかれ、体表面だけでなく中にまで侵入し、中を冷やすことで体内に停滞していた水が騒ぎ出し、鼻から出てくるというもの
麻黄附子細辛湯は、温める力が弱く、弱いために水をさばくことができず、停滞を招いている状態、その上で外からの寒という邪気が体表面にまとわりつき、かつもともとある体の芯の冷えも相まって好き勝手やられ放題で、鼻から水が出てくるもの
分かりやすいく説明できてるかどうか微妙だけど、簡単に言うと
冷えは関係なしに水が溜まっているところに、外からの冷気が起爆剤となって水が騒ぎ出したのが小青竜湯
もともとある体の中の冷えに外からの冷気も加わって水が騒ぎ出したのが麻黄附子細辛湯
同じ透明の鼻水でも原因が違っているため、どちらの方が効くとかそういうことではありません
麻黄附子細辛湯は、エネルギー代謝が低下しているお年寄りに使われることが多いですが、若い人でも慢性的な疲れが長く続いていたり、冷たいものを摂り過ぎる生活を続けていたり、冷たい外気にさらされる環境に長く居たりすると麻黄附子細辛湯が合う体質となる可能性もあります
冷え性というより寒がり、ただただ寒い、頭が寒くて帽子をかぶっていたいという人は麻黄附子細辛湯が合う可能性があります