★蒲公英(たんぽぽ・ダンデライオン)と漢方薬
蒲公英とは、『 たんぽぽ 』のことですね。ハーブティーとしては、ダンデライオンとか、呼ばれています。
漢方では、根っこの部分が使用されており、蒲公英根(ほこうえいこん)といわれています。
日本では、渡来した西洋タンポポが、幅を利かせていて、日本タンポポ(在来種)は、減少しているそうです。
薬草としては、西洋たんぽぽでも日本たんぽぽでも同じ扱いですし、葉も茎も根も、効能効果は、一緒です。
このごろは、根を焙煎して、たんぽぽコーヒーとして、ノンカフェインのコーヒーとしても、親しまれています。
昔から、たんぽぽは、ゆでて、おひたしにしたり、野草のてんぷらにしたりして食べられています。
さきごろ、この【タンポポ】が、子宮を温めて、不妊症の改善によいとして、
サプリメントとして、摂られていると聞いて、たいへん驚きました。
タンポポは、本来、清熱解毒作用と消腫散結作用をもっており、寒涼の性質をもった薬草です。
子宮を冷やすことは、あっても、温めることなどありえません。
長期に続けて摂れば、子宮内膜は、冷えきって薄くなり、不妊症は、治りません。
蒲公英は、何に使われるのかというと、「おでき、にきび、ノドの腫れ、扁桃腺炎、結膜炎や、急性乳腺炎、乳汁欠乏症、胃炎、肺炎、感染症、腫れ物、広く炎症の改善」に、使われる薬草です。
乳汁欠乏症の改善にも使われる「蒲公英湯」には、蒲公英根、当帰、香附子、牡丹皮、山薬が配合されており、乳腺の発育が不十分な方の乳腺炎の改善にももちいられます。
初産で、乳腺炎になる方の民間療法として、蒲公英根10グラムと、牛房子(ごぼうし)5グラムを水で、煎じてのむとよいとされています。
なかなか、乳房が張らずに、お乳が出ないときに、蒲公英根15グラムと、同量の金銀花(スイカズラの花)を水で煎じて飲むと、催乳効果が出ます。
但し、お乳が出ないのは、お母さんが、とても疲れて、これ以上、お乳を出して、体力を消耗させないようにしていることが原因のこともあり、その場合は、補血補気作用のある《 婦宝当帰膠 》を使用して、血を増やして、血を元気にすることで、お乳の出をよくします。
なぜなら、お乳の原料は、お母さんの血液だからです。
また、お乳がでないからと、1ヵ月以上、赤ちゃんに、母乳を与えないと、もういらないのかと、からだ自体が勝手に判断して、自然と、母乳は、止まり出なくなります。
本当に、すぐに断乳したいときは、「炒り麦芽」を飲むといいでしょう。
先述の蒲公英が、子宮を温めるというデマは、このあたりの、催乳効果がある点が、間違って伝わったのかもしれません。
恐ろしいことですね。
◆髙木漢方の漢方健康病気相談
たんぽぽコーヒーは販売しております。(お取り寄せになることもございますので、お問い合わせくださいませ。)
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漢方薬や薬草や健康や病気のことで、何かご相談になりたい方は、お気軽にご来店ください。
ひと様にいっても分かってもらえない不快感、病院に行っても病名もつかないつらい症状、お気軽にご相談ください。
漢方薬のここちよい穏やかな効き目で、どんどんと改善いたします。
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石川町5丁目のバス停の前に当店はございます。
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更新日: 2010/08/29 |