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病気の悩みを漢方で

漢方医療とは

1.恒常性維持機構としての気血水

 漢方医学では恒常性維持機構(抗病力:正氣セイキ)は、気(キ)、血(ケツ)、水(スイ)が過不足なく体内を循環することで維持されると考えています。

 気は機能、血と水は構成成分を意味します。水は津液(シンエキ)とも言われます。


2.病理病態としての気血水の失調

 気血水の失調には、機能の低下、量の不足病態の「虚証(キョショウ)」、機能の停滞、病理産物の停滞の「実証(ジツショウ)」に大別できます。

2.1)機能の低下、量の不足の主な症状と調整生薬

循環の停滞・失調、病理産物の停滞の主な症状と調整生薬

2.2)循環の停滞・失調、病理産物の停滞の主な症状と調整生薬

循環の停滞・失調、病理産物の停滞の主な症状と調整生薬

痰飲は、消化器・呼吸器系の水滞に相当します(胃内停水と一部重なる病態)

3.気血水の失調は併発(夾雑)する

 気血水の失調は、多くの症例で併発します。総論(2)で例示した動悸に悩むTSさんを例にして考えてみます。TSさんの動悸の主な病態は、血虚と水滞ですが、気虚とオ血も関係します。そのためTSさんには、これらの病態を調整する当帰芍薬散が適すると考えます。

 このように漢方処方は生薬を組み合わせて複数の病態に対応できるようになっています。このため適切な処方を選ぶためには、患者さんの主訴以外の複数の症状の情報が必要になりますので、相談する時には、食事、排便、睡眠などに関することもお話しください。

~ちょっと一言:氣

 氣が気の元々の字です。氣の上の部分の「气」は、空気の意味で、雲の流れや湯気の形に由来する文字です。氣の下の部分の米は、文字どおり食べ物です。

 人体の生命エネルギーを氣と書くのは、人体のエネルギー(氣)は呼吸と食べ物で維持されているという意味が込められています。

  • 前のページ「総論(3)」

症状と漢方薬

(あ行)
アルツハイマー型認知症
アレルギー性鼻炎
胃食道逆流症
胃腸かぜ
胃腸虚弱
胃痛
胃もたれ
意欲の低下
イライラ
イライラ(産後)
インポテンツ
うつ感
円形脱毛症
おしっこの悩み(前立腺肥大)
(か行)
過活動膀胱
肩・首筋のこり
過敏性腸症候群
下部尿路症状
花粉症
関節痛(冷え症)
かんしゃく
乾燥肌
気うつ
気うつ(産後)
気管支炎
機能性ディスペプシア
月経周期の乱れ
月経痛(冷え症)
月経痛(冷えのぼせ症)
月経不順(周期の長短)
月経不順(血の道症)
月経前症候群(PMS)
げっぷ
下痢
下痢(ゲンノショウコ)
高血圧
高血糖
好酸球性副鼻腔炎
口内炎
後鼻漏
かぜ(風邪)
呼吸困難(COPD)
こじれた咳(感冒)
子どもがほしい
(さ行)
産後の回復不全
残尿感(前立腺肥大)
しもやけ
CFS(慢性疲労症候群)
COPD
女性不妊
暑気あたり
尋常性ざ瘡
頭重感
頭痛
ストレス胃
生理痛(冷え症)
生理痛(冷えのぼせ症)
生理不順(血の道症)
精力低下(男性)
せき(咳)
咳(こじれた感冒)
喘息
喘息(発作)
喘息(寛解)
前立腺肥大
GERD
(た行)
たん(痰)
男性更年期障害
男性不妊
蓄膿症
血の道症
手足口病
手足のしびれ(糖尿病)
動悸
凍瘡
糖尿病
(な行)
内臓脂肪症候群(糖尿病)
ながびく咳(感冒)
夏かぜ
夏バテ
2型糖尿病
にきび
尿意切迫
尿失禁
尿路結石
尿路不定愁訴
妊娠力をつけたい
認知症
脳血管性認知症
熱中症
のぼせ感
(は行)
肺気腫(COPD)
排尿困難(前立腺肥大)
排尿痛
鼻アレルギー
鼻かぜ
鼻づまり
鼻水
冷え症
冷えのぼせ症
鼻炎
肥満
肥満(糖尿病)
疲労
疲労感
疲労感(胃腸虚弱)
疲労感(栄養不足)
疲労感(産後)
疲労感(ストレス)
疲労感(寝不足)
疲労感(冷え)
頻尿
PMS(月経前症候群)
不安定膀胱
プール熱
腹痛
副鼻腔炎
婦人更年期障害
不眠
不眠(産後)
ヘルパンギーナ
便通異常
便秘
膀胱結石
(ま行)
マタニティー・ブルー
慢性胃炎
慢性気管支炎(COPD)
慢性の咳(COPD)
慢性閉塞性肺疾患
無月経
胸やけ
メタボリック・シンドローム(糖尿病)
めまい
(や行)
夜間頻尿(前立腺肥大)
抑うつ感
(ら行)
冷房下痢

漢方薬名の意味


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